【初心者必見】パン作りの基本工程を徹底解説!
「パン作りを始めてみたいけれど、どんな順番で進めればいいの?」
「発酵や成型など、工程ごとの意味がよく分からない……」
パン作り独特の専門用語や手順を前に、最初の一歩をためらってしまう初心者の方は少なくありません。
パン作りにはさまざまな工程がありますが、それぞれに生地をおいしく焼き上げるための大切な役割があります。
この記事では、「計量から焼成までの8つの基本工程」を順番に紹介しながら、その役割やポイントをわかりやすく解説します。
パン作りを網羅する「8つの基本工程」の流れ
パン作りの基本的なタイムラインは、以下の8つのステップで進んでいきます。
1. 計量 : すべての始まり、正確な準備
2. こねる(ミキシング):グルテン組織の形成
3. 一次発酵: イーストの力で生地を育てる
4. 分割・丸め:生地を切り分け、表面を張らせる
5. ベンチタイム:グルテンを緩めて生地を休ませる
6. 成型:目的の形に美しく整える
7.二次発酵(仕上げ発酵):焼き上げ前の最終ボリューム作り
8. 焼成: オーブンでの焼き上げ・完成
計量からこね上げまで:パン作りの土台となる工程
パン作りの基本工程①:計量
パン作りは材料を正確に計量することから始まります。
小麦粉、水、イースト、塩、砂糖などの材料は、わずかな量の違いでも生地の状態や発酵に影響します。
正確な計量は、毎回安定した仕上がりを再現するための大切な第一歩です。
パン作りの基本工程②:こねる(ミキシング、ニーディング)
小麦粉をはじめとする材料を混ぜ、こねる作業です 。一見、ただ混ぜているだけのように見えますが、生地の中では重要な変化が4つの段階を踏んで進んでいます 。
- 材料の混合: 仕込水以外のすべての材料を均一に混ぜます 。
- 小麦粉の水和: 小麦粉が水をしっかりと吸収していきます 。
- グルテン組織の形成: こねることで、網目状の「グルテン組織」が作られます 。
- 生地の完成: 骨組みが完成し、薄い膜が張るような、弾力のあるきれいな生地に仕上がります 。
パン作りの基本工程③:一次発酵
こねた生地を休ませ、生地を育てる工程です。この時、生地の中ではイーストが糖を分解して、炭酸ガスとアルコールを作り出します。炭酸ガスを先ほど形成された網目状のグルテン組織が風船のように閉じ込めるため、生地がふっくらと膨らんでいきます 。それと同時に、発生したアルコールによりパン特有の良い風味もここで生まれます。

パン作りの基本工程④:分割・丸め
分割は一次発酵を終えた生地を作りたいパンの大きさに合わせて切り分ける作業です。分割する際は、生地の中にできた気泡を必要以上につぶさないよう丁寧に扱うことが大切です。
丸めは、切り分けた生地を丸く整え、生地の表面に適度な張りをつくる作業です。表面に張りを持たせることで生地の状態が整い、その後の成型が行いやすくなります。
パン作りの基本工程⑤:ベンチタイム
丸め終えたばかりの生地は、弾力が強すぎて、無理に伸ばそうとしても縮んでしまいます 。そのため、15〜20分ほど生地を休ませます 。しばらく休ませてグルテンを少し緩めることで、生地の伸展性が回復し、様々な形を作りやすくなります 。
パン作りの基本工程⑥:成型
成形はベンチタイムを終えて扱いやすくなった生地を、作りたいパンのイメージに合わせて目的の形に整える作業です。成型は見た目だけでなく焼き上がりのボリュームや気泡の入り方に影響を与える大切な工程です。
パン作りの基本工程⑦:二次発酵( 仕上発酵)
成型した生地を、最終的に膨らませる工程です。ここでしっかりとボリュームを出します 。発酵時間が足りないとボリュームのない硬いパンになり、逆に発酵させすぎるとガスが抜けて生地がしぼむ原因になります。
温度や湿度を適切に管理しながら、生地の状態を見極めることが大切です。
パン作りの基本工程⑧:焼成(焼き上げ)
表面につや出しの溶き卵を塗ったり、クープ(切り込み)を入れたりと最後の仕上げを行い、オーブンへ入れます 。パンはオーブンに入れると急激な温度上昇によって膨張します。
この現象は「釜伸び(オーブンスプリング)」と呼ばれ、パンのボリューム形成に大きく関わります。
パンの種類や大きさによって異なりますが、通常は180〜240℃の温度で焼き上げます 。
焼成によって生地の構造が固定され、おいしいパンが完成します。
焼き上がり後の冷却も大切。焼き上がったパンは網の上で粗熱を取ります。内部の余分な水蒸気をほどよく逃がすことで、クラスト(外皮)とクラム(内層)の食感が最高の状態に落ち着きます 。

まとめ
パン作りは「計量→こねる→一次発酵→分割・丸め→ベンチタイム→成型→二次発酵→焼成」という8つの基本工程で進みます。
それぞれの工程には役割があり、前の工程が次の工程へとつながっていきます。
工程の意味を理解することで、生地の状態や変化を把握しやすくなり、作業のポイントも見えてきます。
「パン作りは難しそう」と感じていた方も、基本工程を知ることで、より楽しくパン作りに取り組めるようになります。
JHBS(ジャパンホームベーキングスクール)では、こうしたパン作りの基本工程や生地の扱い方を、初心者の方にも分かりやすく丁寧にお伝えしています。
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